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​報告No.2  空気圧人工筋肉と滑車

空気圧人工筋肉と滑車を用いた吊り上げ装置を製作しました。

使用したPneumuscleは20サイズで駆動部長さが4.6mのものを1本。

工事現場などで見かけるクレーンの要領で、定滑車と動滑車を組み合わせています。

一般的なクレーンのワイヤ部分がPneumuscleに置き換わっており、圧縮空気を印加することでワイヤ自体が収縮し、物を持ち上げる仕組みになっています。

​Pneumuscle周辺機器の、バルブ・スピードコントローラセットを使用し、重りの上げ下げの速度を制御しています。

DSC00648_edited.jpg
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6709.6g

今回の装置では、動滑車の原理により8分の1の力で物を動かすことが出来ます。

持ち上げる重りは写真に示すように約6700gなので、一箇所あたり6700g÷8=837.5g、つまり約8.4N以上の牽引力が発生すれば重りを持ち上げられる計算になります。Productメニュー内に掲載している特性グラフを参照すると、0.3MPaの空気圧を印加した場合、8.4N以上の牽引力が発生するのは収縮率が9~10%の時であることがわかります(下図点線部分を参照)。

重りが持ち上がる高さ(物の移動距離)はPneumuscleの収縮長さにおおむね依存します。今回は駆動部長さ(滑車に沿っている部分を除く)を一箇所あたり約52cmにし、重りが5cm程度持ち上がる装置に仕上げました。

Productのラインナップは駆動部長さ1000mm以下のもののみとなっていますが、1000mmを超えるものも受注対応しています。お気軽にお問い合わせください。

現在、滑車の原理を応用した試作を行っています。完成した折にはまたこの場でご紹介できればと思っています、乞うご期待!

Pneumuscle_PMJ20_Characteristic graph.jp

8.4N

9-10%

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